けちぽよのゆるい日記

ギリアラサーのけちぽよが日々の生活を綴る日記です。

「美女と野獣」ってなんであんなに感動するん?

子どもの頃、祖父母がディズニーのビデオをたくさん買い与えてくれたこともあり、好きな作品は山ほどあるが、ダントツでTOPなのは「美女と野獣」である。

なぜ?と聞かれても上手く説明できないのだが、たぶん初めて言葉が理解できなくても想いは伝わる、ということを実感できた作品だからだと思う。

公開当時、私は父の海外赴任で中近東にいた。日本のアニメなども観られず、退屈してた私に、母が買ってくれたのが「美女と野獣」である。

現地で買ったから、もちろん英語のみ。日本人学校に通う、ちょっとアホな小学生だった私の英語レベルはHelloしか分からないレベル。到底理解できるわけもない。だが、初めて観たとき、「人は見かけで判断しちゃいけないんだ」という気持ちになった。すごい作品である。

翌年、祖母が誕生日に二か国語版のビデオを送ってくれた。ようやく内容を理解できたわけだが、やっぱり思うところは同じで「人は見かけで判断しちゃいけない」ということ。8歳の小学生にそう思わせちゃう「美女と野獣」、ヤバない??

結局、現在に至るまでちょくちょく観てて気づいたらたぶん観てる回数は500は超える。そして大人になるにつれ、泣く場面が変わっていくのである。

子どもの頃は野獣さんが死んじゃう!!とラストで号泣してたけれど、大人になると号泣ポイントはもっと前になる。野獣さんがベルをリリースするところ。そしてコグスワースに理由を聞かれ、野獣さんはこう告げる。「彼女を愛しているから…」号泣…。きっと苦渋の決断だったと思う。ベルといることで魔法が解けて、お城の仲間も人間に戻れるかもしれない。自分も好きだから離したくない。けれど、彼女の父上がピンチだと分かってしまった。愛する人のために自分には何が出来るのか…。それは彼女をリリースすることしかなかった。うーん、胸が苦しいね。自分で書いてて泣きそうになった。

 

主題歌を歌っているセリーヌ・ディオンが以前、こんなことを言っていた。

「子ども向けの作品だと思って、なめてたらとんでもないわよ。この作品は本当に大切なことを伝えてるのよ」(うろ覚えだけど、ニュアンスはこんな感じ)

 

マジでそう!!本当にそう思う。そして一昨年、遂に実写版が公開された。実は全然期待してなかったんだけど…本当に良かった。わざとフランス訛りの英語にしてるところ(ルミエールは顕著)、衣装がとても美しいところ、ベルの母上のストーリーが追加されてること、セリーヌ・ディオンが引き続きエンディングを歌っていること…。良さを挙げると止まらないので、ここまでにするが、本当に良い作品なので、観てない方は是非。

 

最後に実写版のエンディングで流れ、大号泣した詞を思い出しながら明日も仕事頑張ります。

 

Maybe some moments weren't so perfect
Maybe some memories not so sweet
But we have to know some bad times
Or our lives are incomplete